フランスから大切なお客様をお迎えしました。
お茶の専門家さんです。

プロフェッショナルである彼女との会話は
静岡の農家さんの有機へのこだわり
というわかりやすい言葉を通り越し
農家さんが、いかに、日本の農と食において
特異で稀少、貴重な存在であるかを
あらためて思い出させてくれます。

農家さんの思いのままが伝わり
農家さんのお茶をフランス人さんが買って飲む。
そして、農家さんとフランス人さんが
ともに喜びをわかちあう。お互いを誇りに感じる。

彼女という大きな力を得つつ
そして、そんな彼女でも
伝えきれない部分をフォローしていきます。

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農家さんの有機へのこだわりは
冬の茶畑でもわかります。
歩けば足の裏で感じられる
柔らかい土。
いのししがおいしい餌を求めて
掘り起こしまくっている穴。
青々とした下草。

ご招待したフランス人さんは
ひとつひとつ現場で確認。
ノートに記録。

栽培理論をお伺いしたあと試飲。
茶葉、温度や浸出時間を変えては
1煎目、2煎目、3煎目と
違いを楽しみながら、20回以上。

彼女には彼女で、フランスでの
お茶との長い関わりのなかで
築いてきた価値観や鋭敏な味覚があります。
どこがフィットするかを探ります。

そしてそれは、フランス人全員と
同じ意見かというと、
また違うところがあるので
見極めが必要です。

これで魅力が全部伝わるかというと
決してそうではありません。

「苦い」「渋い」という単語ひとつをとっても
日本語とフランス語で違いがあることがわかります。
彼女が、フランス語で「苦い」といっても、それは
日本人が感じる「苦い」とは違います。

最後には、彼女の気に入ったお茶の出し方で
自らお茶出ししてもらい、一同満足です。

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わたしたちの取組の苦労と喜び がここにあります。